四十肩・五十肩とは?その定義と誤解
「四十肩」「五十肩」という言葉を耳にしたことがある方は多いかと思います。実際にはこれらは医学的な診断名ではなく、一般的には「肩関節周囲炎」という状態を指しています。加齢や使いすぎ、姿勢の悪化などが関係し、肩関節の周囲に炎症や拘縮(動きの制限)が起こることによって、痛みや可動域の制限が生じます。
放っておいてはいけない理由
「そのうち治ると思っていた」「痛みが和らいできたから大丈夫」と放置されがちなこの症状。しかし、四十肩・五十肩をそのままにしておくことには以下のようなリスクが伴います。
■ 可動域が制限され、日常動作に支障
たとえば「髪を結ぶ」「服を着る」「高い棚の物を取る」といった動作が難しくなり、生活の質が大きく低下します。
■ 他の筋肉や関節への悪影響
肩をかばうことで姿勢が崩れ、首や背中、腰への負担が増大。結果として慢性的な肩こりや腰痛を併発するケースも少なくありません。
■ 筋力の低下と萎縮
動かさない時間が長くなると、筋肉は次第に痩せ、関節の癒着が進み、元の状態に戻すのが難しくなってしまいます。
原因は「加齢」だけではない?姿勢と生活習慣の影響
よく「年齢のせい」と片づけられてしまうことが多い四十肩・五十肩ですが、実は年齢以上に重要なのが「日々の姿勢」や「体の使い方」です。
- 長時間のデスクワークで猫背気味
- スマホの操作で前傾姿勢が多い
- 家事や育児で無理な体勢を取ることが多い
このような生活習慣は、肩の可動性を悪くし、肩甲骨や胸椎の動きも制限します。その結果、肩周囲の筋肉がうまく使われず、一部に過度な負担がかかり続けることで炎症や痛みにつながります。
整体的なアプローチ:根本原因に対する視点
四十肩・五十肩の改善には、「肩そのもの」だけを見ていても不十分です。整体では、体全体の連動性とバランスに注目し、以下のようなポイントからアプローチしていきます。
1. 肩甲骨と胸椎の動き
肩の可動域に深く関与しているのが肩甲骨と胸椎(背中の上部)の動きです。ここが硬くなると、肩の動作がスムーズにいかず、炎症や負担が蓄積されやすくなります。
→ 胸椎の伸展(反らす動き)や肩甲骨の内転・外転・上方回旋などの動きの回復を促す施術が必要です。
2. 姿勢バランスの評価
猫背・巻き肩・反り腰といった姿勢のゆがみは、肩への負担を増加させます。全身の骨格バランスを確認し、土台から整えることで肩への負担を減らしていきます。
3. 筋膜や深層筋へのアプローチ
肩関節周囲のインナーマッスル(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋など)や、胸筋・広背筋などの筋膜の緊張を解放することで、関節の動きをスムーズに回復させます。
症状のステージに合わせた整体施術
四十肩・五十肩は、症状の進行によってアプローチが変わります。
■ 急性期(炎症が強い時期)
- 無理に動かさない
- 温熱よりもアイシングが有効
- 筋肉の緊張を和らげるための軽い手技や呼吸法
- 代償動作の抑制(他の部位でかばう動き)
■ 拘縮期(動きが固まり始める時期)
- 適度なストレッチと動作訓練
- 関節モビライゼーションや筋膜リリース
- 骨盤・背骨など全体の連動を回復
■ 回復期
- 可動域の拡大と筋力回復
- 生活習慣への指導(座り方・姿勢・荷物の持ち方)
- 再発予防のためのメンテナンス施術
日常生活でできるセルフケア
整体と並行して行うことで、より早期の回復が期待できるセルフケアをご紹介します。
1. タオルストレッチ
両手でタオルを持ち、バンザイのように頭の上にあげながら、肩甲骨を意識してゆっくりと動かす。肩を無理なく可動させる運動です。
2. 壁に手をついて腕上げ
壁に沿ってゆっくり腕を上げていく運動。痛みのない範囲で徐々に可動域を広げます。
3. 湯船につかりながらの脱力ストレッチ
温めながら行うことで、筋肉が緩み、関節が動きやすくなります。
※無理なストレッチや過度な負荷は逆効果なので注意が必要です。
四十肩・五十肩を放置するリスクとは?
「時間が経てば治るだろう」と放っておく方も多い四十肩・五十肩ですが、自然治癒に任せるリスクもあります。
1. 関節拘縮の固定化(動かないまま固まる)
痛みで動かさないままにしていると、肩の関節や関節包、筋膜が**癒着(ゆちゃく)**していき、可動域が永久的に狭くなる可能性があります。
→ これにより、着替えや髪を結ぶといった日常動作が非常に困難になります。
2. 代償動作による他部位の負担増
肩の動きを代償するように、首・腰・肘・手首などに無理な動作が入ることで、**二次的な不調(腰痛・首こり・腱鞘炎など)**を招くことも少なくありません。
3. 痛みの慢性化・神経過敏化
長期間にわたる炎症や痛みは、脳の痛みの感受性を高め、「動かしていないのに痛む」ような慢性痛につながることもあります。
整体に通うタイミングとその目安
四十肩・五十肩に対する整体は、早期の対応が最も重要です。
タイミング | 具体的な症状 | 整体でのアプローチ |
---|---|---|
発症初期(〜2週間) | 急な痛み、夜間痛が強い | 負担軽減・炎症予防、姿勢評価 |
慢性期(〜3ヶ月) | 動作制限・痛みの慢性化 | 可動域回復、筋膜・関節モビリティ施術 |
拘縮期(3ヶ月〜) | 動きの固まり・可動域低下 | 深部の緩和操作、全身連動の調整 |
早期に介入することで、「回復までの期間」が半年→3ヶ月程度に短縮できるケースもあります。
実際に整体を受けた方の声(一部抜粋)
「病院では“年齢のせい”と言われ、湿布だけで様子見でした。でもこちらで施術を受けて、初回から肩の動きが軽くなったのを実感しました。少しずつ日常の動作もラクに!」(50代女性)
「最初は腕がまったく上がらなかったのですが、3ヶ月ほど通って、今では洗濯物も干せるようになりました。施術だけでなく、日常生活で気をつける姿勢も教えてもらえたのがありがたかったです。」(40代男性)
まとめ:年齢のせいにしないで。肩はちゃんとケアすれば動きます
四十肩・五十肩は、「年だから仕方ない」と諦めがちな症状ですが、整体では「関節の動き・姿勢・筋膜のつながり」など、医学的根拠に基づいて原因に向き合い、しっかりと改善の道を導きます。
✅ 放置しないこと
✅ 正しいケアと施術を受けること
✅ 姿勢や生活動作の改善も取り入れること
これらを意識するだけでも、肩の回復スピードは大きく変わります。
宇都宮陽東整体 Re:Body(カラダ再生ラボ)では…
当院では、四十肩・五十肩に対して以下のような対応を行っています:
- 国家資格保持者による評価と施術
- 姿勢・動作・関節連動の多角的チェック
- 負担の少ないソフトな施術とセルフケア指導
- 完全予約制の個別対応
「服を着るのも一苦労…」「寝返りで痛みが走る…」そんな毎日から卒業しませんか?
まずは初回体験からでもお気軽にご相談ください。
痛みの根本から見直し、「肩が自由に動く」快適な毎日へ。
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