① 宇都宮で「肩が上がらない」と悩んでいませんか?
はじめに|ある日から肩が上がらなくなった
「ある日から腕を上げると痛い」
「髪を結ぶ、服を着る動作がつらい」
「夜、肩の痛みで目が覚める」
宇都宮で整体院を営んでいると、このようなお悩みを抱えて来院される方が非常に多くいらっしゃいます。病院で検査を受けた結果、
- 五十肩(肩関節周囲炎)と言われた
- レントゲンでは異常なし
- 年齢のせいだから様子を見ましょうと言われた
こうした説明を受け、「このまま良くなるのを待つしかないのか」と不安を感じている方も少なくありません。
五十肩は、正式には肩関節周囲炎と呼ばれ、40代後半〜60代にかけて多く見られる症状です。しかし実際には、「年齢だから仕方ない」「自然に治るもの」と一括りにされてしまい、なぜ起こっているのか、どう向き合えばよいのかが十分に説明されないまま、不安を抱えている方がとても多いのが現状です。
五十肩とはどんな状態なのか
五十肩は、肩関節のまわりにある組織に炎症や硬さが生じ、肩を動かすと痛みや制限が出る状態を指します。
特徴的なのは、
- 腕を横から上げると痛い
- 後ろに手を回せない(エプロンを結ぶ動作など)
- 夜間痛が出る
- じっとしていてもズキズキする
といった症状です。
これらの症状があると、日常生活のちょっとした動作が大きなストレスになります。特に、仕事や家事、着替えや入浴など、当たり前にできていたことが急に難しくなることで、「このまま動かなくなるのではないか」という不安を感じる方も少なくありません。
「五十肩=自然に治る」と思っていませんか?
五十肩についてよく聞くのが、
「放っておけばそのうち治る」
「時間が経てば動くようになる」
という言葉です。
確かに、五十肩は時間の経過とともに痛みが落ち着くケースもあります。しかし、整体の現場で多くの方を見ていると、
- 痛みは減ったが、動きが戻らない
- 何年も肩の可動域が狭いまま
- 反対側の肩も同じようになった
といったケースも決して少なくありません。
つまり、「自然に治る」という言葉の裏には、動きが完全には戻らないまま固まってしまうリスクが隠れていることもあるのです。
宇都宮で五十肩の相談が増えている背景
宇都宮は車移動が中心の生活スタイルで、日常的に肩や腕を大きく動かす機会が少なくなりやすい地域環境です。
長時間の運転、デスクワーク、スマートフォンの使用などが重なることで、
- 肩を大きく動かさない
- 肩甲骨の動きが小さくなる
- 肩関節まわりが硬くなる
といった状態が、知らないうちに作られていきます。
こうした「動かさない生活」が続いた結果、ある日を境に肩の動きに制限が出て、「五十肩」と診断されるケースが増えている印象があります。
五十肩は「肩だけの問題」ではない
整体的な視点で五十肩を見ていくと、単に肩関節だけが悪くなっているケースは、実はそれほど多くありません。
多くの方に共通して見られるのは、
- 猫背や巻き肩
- 首や背中の硬さ
- 肩甲骨の動きの低下
- 姿勢の崩れ
といった、体全体のバランスの崩れです。
これらの状態が続くことで、肩関節に負担が集中し、炎症や可動域制限として表面化しているケースが非常に多く見られます。
つまり、五十肩は「突然起こった肩のトラブル」ではなく、長年の姿勢や体の使い方の積み重ねの結果として現れていることが多いのです。
肩が上がらないのは、体からの大切なサイン
もし今、
- 肩が上がらなくなってきた
- 動かすと鋭い痛みが走る
- 夜にズキズキして眠れない
こうした状態があるなら、それは体が
「今までの使い方では無理が出ています」
と教えてくれているサインかもしれません。
五十肩は、放置して我慢し続けるよりも、なぜ肩に負担が集中しているのかという視点から体を見直すことで、その後の回復や動きの戻り方が大きく変わるケースも少なくありません。
② 五十肩の症状と進行パターン(急性期・慢性期・回復期)
五十肩は「段階的に進む」ことが多い
五十肩(肩関節周囲炎)は、ある日突然すべての症状が完成するわけではありません。多くの場合、いくつかの段階を経て進行していきます。
この進行パターンを理解しておくことは、とても重要です。なぜなら、「今、自分がどの段階にいるのか」によって、適切な対応や整体での関わり方が大きく変わるからです。
整体の現場でよく見られる五十肩の経過は、大きく分けて次の3つの時期に分類されます。
- 急性期(炎症が強い時期)
- 慢性期・拘縮期(動きが固まってくる時期)
- 回復期(少しずつ動きが戻る時期)
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
急性期|ズキズキする痛みが強い時期
急性期は、五十肩の初期にあたる段階で、炎症反応が強く出ている時期です。
この時期の特徴は、
- じっとしていてもズキズキ痛む
- 夜間痛が強く、寝返りで目が覚める
- 肩を少し動かすだけでも鋭い痛みが出る
- 肩の奥がうずくように痛む
といった症状です。
この段階では、「動かすと痛い」だけでなく、「動かさなくても痛い」という状態になることも多く、日常生活に大きな支障が出ます。
整体の現場では、この時期の方から
「夜に眠れなくてつらい」
「痛み止めを飲んでいるが効きにくい」
といった声をよく聞きます。
急性期にやってはいけないこと
この時期に特に注意したいのが、
無理に動かそうとすることです。
「動かさないと固まるから」と言われて、痛みを我慢しながら無理に腕を上げたり、ストレッチを続けたりしてしまう方もいらっしゃいます。しかし、炎症が強い時期に無理な動きを繰り返すと、かえって炎症が長引き、回復までの期間が延びてしまうケースも少なくありません。
急性期は、「動かす」よりもまず
炎症を悪化させないこと
が非常に重要な時期です。
慢性期・拘縮期|痛みは落ち着くが動きが悪くなる時期
急性期の強い痛みが少しずつ落ち着いてくると、次に現れるのが慢性期・拘縮期と呼ばれる段階です。
この時期の特徴は、
- 強いズキズキは減ってくる
- しかし肩の動きが明らかに悪い
- 腕が途中までしか上がらない
- 後ろに手を回せない
といった、「痛みよりも動きの制限」が目立ってくることです。
肩関節まわりの組織が硬くなり、いわゆる「固まっている」状態に近づいていきます。
この段階になると、
「痛みは少し楽になったけど、動きが全然戻らない」
「服を着る動作がつらいまま」
といった悩みを抱える方が増えてきます。
慢性期に起こりやすい悪循環
慢性期・拘縮期でよく起こるのが、
肩をかばう動作がクセになる
という問題です。
肩が上がらないために、
- 体を傾けて腕を上げる
- 首や背中で代わりに動かす
- 反対側の肩に負担がかかる
といった代償動作が増えていきます。
これにより、
- 首こり
- 背中の張り
- 反対側の肩の違和感
といった、新たな不調が連鎖的に起こることも少なくありません。
回復期|少しずつ動きが戻ってくる時期
回復期に入ると、肩の動きが少しずつ改善し始めます。
この時期の特徴は、
- 腕が少しずつ上がるようになる
- 痛みが動かしたときだけになる
- 日常動作が少し楽になる
といった変化が現れます。
この段階では、「良くなってきた」と感じる反面、無理をしてしまいやすい時期でもあります。
「動くようになってきたから大丈夫」と思って急に負荷をかけると、再び痛みが強くなったり、回復が遅れたりするケースもあります。
自分がどの段階かを知ることが重要
五十肩は、「五十肩だから同じ対応でいい」というものではありません。
- 急性期
- 慢性期・拘縮期
- 回復期
どの段階にいるかによって、整体でのアプローチや、日常で気をつけるポイントは大きく変わります。
整体的には、「今は炎症を落ち着かせる時期なのか」「動きを少しずつ取り戻す時期なのか」を見極めながら、無理のない形で関わっていくことが、回復のスピードや最終的な可動域に大きく影響します。
五十肩は「放っておく」か「向き合う」かで差が出る
五十肩は、時間とともに痛みが落ち着くこともあります。しかし、整体の現場で多くの方を見ていると、適切なタイミングで体全体を整えている方ほど、動きの戻りが良い傾向があります。
逆に、
- 痛みが引くまで何もしない
- 固まったまま放置する
- かばい動作がクセになる
こうした状態が続くと、肩の動きが戻りきらず、「なんとなく不自由な肩」が残ってしまうケースも少なくありません。
③ なぜ五十肩になるのか?整体的に見る本当の原因
五十肩は「突然起こる」のではない
五十肩になると、多くの方が
「ある日、急に肩が痛くなった」
「特に思い当たる原因がない」
と感じます。
しかし、整体的な視点で体を見ていくと、五十肩は突然起こったように見えて、実は長年の積み重ねの結果として現れているケースがほとんどです。
つまり、五十肩は単なる年齢の問題ではなく、
- 姿勢
- 肩の使い方
- 肩甲骨や背骨の動き
- 日常生活のクセ
こうした要素が少しずつ重なり、あるタイミングで「表面化」していると考えることができます。
原因① 肩甲骨の動きが悪くなっている
五十肩の方に非常に多く見られるのが、肩甲骨の動きの低下です。
本来、腕を上げる動作では、
- 肩関節
- 肩甲骨
- 背骨
が連動して動きます。
しかし、デスクワークや車の運転、スマートフォンの使用が増えると、肩甲骨は背中に張り付いたような状態になり、動きが小さくなってしまいます。
肩甲骨が動かなくなると、腕を上げるときの負担がすべて肩関節に集中します。その結果、肩関節まわりの組織に過剰なストレスがかかり、炎症や可動域制限につながりやすくなります。
原因② 猫背・巻き肩による肩への負担集中
姿勢の崩れ、特に猫背や巻き肩は、五十肩の大きな要因の一つです。
猫背・巻き肩になると、
- 肩が常に前に引っ張られる
- 肩関節の位置がズレる
- 腕を上げるときに詰まりやすくなる
といった状態になります。
この状態が長く続くことで、肩関節まわりの組織がスムーズに動けなくなり、「動かすと引っかかる」「途中で止まる」といった感覚が出やすくなります。
原因③ 背骨・首の硬さが肩の動きを邪魔している
肩の動きは、実は肩だけで完結していません。背骨や首の柔軟性も、肩の動きに大きく関わっています。
背中や首が硬くなると、
- 肩甲骨の動きが制限される
- 腕を上げるときの連動が悪くなる
- 肩関節だけで無理に動かす
といった状態になります。
これにより、肩関節への負担がさらに増え、炎症や痛みにつながりやすくなります。
原因④ 肩を「使わなさすぎ」もリスクになる
意外に見落とされがちなのが、肩を大きく動かさない生活です。
- 高いところに手を伸ばさない
- 重いものを持たない
- 腕を大きく振らない
こうした生活が続くと、肩関節まわりの組織は徐々に硬くなり、動きの幅が狭くなっていきます。
この状態で、ある日ちょっとした動作をきっかけに炎症が起こり、「五十肩」として症状が出るケースも少なくありません。
原因⑤ 反対側の肩・体のバランスの影響
五十肩は、片側だけに出ることが多いですが、整体的に見ると、反対側の肩や体全体のバランスも大きく影響しています。
例えば、
- いつも同じ側で荷物を持つ
- 片側に体重をかけて立つクセ
- 体をひねる動作の左右差
こうした左右差が積み重なることで、一方の肩に負担が集中し、五十肩として表面化することがあります。
五十肩は「体の使い方の結果」
ここまで見てきたように、五十肩は、
- 肩甲骨の動きの低下
- 姿勢の崩れ
- 背骨・首の硬さ
- 肩を動かさない生活
- 左右差のある体の使い方
といった要素が複雑に絡み合って起こっています。
つまり、五十肩は「肩だけの問題」ではなく、体全体の使い方の結果として現れている状態だと言えます。
だからこそ「肩だけ」を見ても変わらない
五十肩でよくあるのが、
- 肩だけをマッサージする
- 肩関節だけを動かすリハビリをする
といったアプローチです。
これらが無意味というわけではありませんが、肩に負担をかけている根本的な原因(姿勢・肩甲骨・背骨・体の使い方)が変わっていなければ、回復が遅れたり、動きが戻りきらなかったりするケースも多くなります。
五十肩は「体からの結果報告」
整体的には、五十肩は
「今までの体の使い方では、肩に限界が来ています」
という体からのメッセージとも考えられます。
そのメッセージを無視するのではなく、「なぜ肩に負担が集中していたのか」という視点で体全体を見直すことが、その後の回復や再発予防に大きく影響します。
④ 五十肩に対する整体的アプローチの考え方
五十肩の整体は「肩を無理に動かす」ことではない
五十肩でよくある誤解の一つが、
「固まっているから、痛くても動かした方がいい」
という考え方です。
確かに、肩が動かなくなることへの不安から、「無理にでも動かさないと」と考えてしまう方は少なくありません。しかし、整体的な視点では、時期や状態を無視して無理に動かすことは、回復を遅らせる原因になると考えます。
五十肩の整体で大切なのは、
「今、肩はどの段階にあるのか」
を見極めたうえで、体全体のバランスを整え、肩にかかる負担そのものを減らしていくことです。
まずは「炎症を悪化させない体の状態」をつくる
急性期で炎症が強い場合、肩関節そのものに強い刺激を入れるよりも、肩に負担をかけている周囲の状態を整えることが重要になります。
整体では、
- 首・背中の緊張を緩める
- 肩甲骨まわりの過剰な緊張を取る
- 姿勢の土台となる骨盤・背骨のバランスを整える
といったアプローチによって、肩関節に集中している負担を分散させていきます。
これにより、「肩を直接触らなくても、痛みが少し楽になる」と感じる方も少なくありません。
拘縮期は「動きやすい環境」をつくることが重要
慢性期・拘縮期では、肩関節まわりの組織が硬くなり、動きが制限されている状態になります。
この段階では、単に肩関節を引っ張るのではなく、
- 肩甲骨の動きを引き出す
- 背骨・胸郭の動きを改善する
- 首や背中の硬さを緩める
といったアプローチによって、肩が動きやすくなる環境そのものをつくっていきます。
その結果、
「引っかかり感が減った」
「少しずつ腕が上がるようになった」
といった変化が現れやすくなります。
回復期は「正しい動かし方」を身につける
回復期に入ると、肩の動きが少しずつ戻ってきます。この時期に重要なのが、正しい体の使い方を身につけることです。
五十肩を経験した方の中には、
- 肩をかばうクセが残っている
- 首や背中で代わりに動かしている
- 反対側の肩に頼っている
といった代償動作が定着しているケースも多く見られます。
整体では、こうしたクセを見極めながら、肩に負担をかけにくい動かし方へと導いていきます。
マッサージや運動療法との違い
五十肩に対して、
- マッサージ
- リハビリ運動
- ストレッチ
などを行っている方も多いと思います。
これらが悪いわけではありませんが、整体的には
「肩だけ」にアプローチしている場合、回復が頭打ちになるケースがある
と感じることも少なくありません。
整体では、肩そのものだけでなく、
- 姿勢
- 肩甲骨
- 背骨
- 体全体のバランス
といった部分を同時に整えることで、肩が回復しやすい状態をつくることを重視します。
通院の考え方と回復までの目安
五十肩の回復には個人差がありますが、一般的には次のような流れをたどる方が多いです。
- 急性期:痛みのピークを過ぎるまで、炎症を悪化させないケア
- 慢性期:動きの改善を中心に、少しずつ可動域を広げる
- 回復期:正しい動かし方を身につけ、再発しにくい体づくり
大切なのは、「一時的に楽になったら終わり」ではなく、動きが戻り、日常生活で困らなくなる状態を目指すことです。
五十肩は「きっかけ」であり、体を見直すチャンス
整体的に見ると、五十肩は単なるトラブルではなく、
「これまでの体の使い方を見直すタイミング」
とも考えられます。
五十肩をきっかけに、
- 姿勢を見直す
- 肩甲骨の動きを取り戻す
- 体全体のバランスを整える
こうした取り組みを行うことで、肩だけでなく、首・背中・腰など、他の不調の予防にもつながるケースが多く見られます。
⑤ 日常生活で気をつけたい五十肩との付き合い方
日常の過ごし方が回復スピードを大きく左右する
五十肩は、整体で体を整えることも大切ですが、日常生活での過ごし方が回復スピードや、その後の動きの戻り方に大きく影響します。
整体の現場で見ていると、
- 生活の中で無意識に悪化させている
- 良かれと思って逆効果になっている
といったケースも少なくありません。
ここでは、五十肩の時期に合わせて、日常生活で特に気をつけたいポイントを整理していきます。
痛みが強い時期(急性期)の過ごし方
急性期は、炎症が強く、ズキズキする痛みや夜間痛が出やすい時期です。この時期に大切なのは、**「治そうとして頑張りすぎないこと」**です。
急性期に意識したいポイント
- 痛みが出る動作は無理に繰り返さない
- 痛みを我慢してストレッチしない
- 重い物を持つ動作は避ける
- 長時間同じ姿勢を続けない
「少し動かした方がいいのでは」と思って、痛みを我慢しながら動かしてしまう方もいますが、炎症が強い時期に無理をすると、回復までの期間が長引くことがあります。
夜間痛・睡眠時の工夫
五十肩で特につらいのが、夜間痛です。寝返りのたびに痛みで目が覚めてしまい、睡眠不足になってしまう方も少なくありません。
睡眠時の工夫
- 痛い側を下にして寝ない
- 横向きの場合は、抱き枕やクッションを使い、腕を支える
- 仰向けの場合は、肘の下や腕の下にクッションを入れて、肩が引っ張られないようにする
こうした小さな工夫だけでも、夜間の痛みが軽減し、睡眠の質が改善するケースがあります。
慢性期・拘縮期の過ごし方
痛みが少し落ち着いてくると、「動かした方がいいのか、まだ控えた方がいいのか」と迷う時期に入ります。
この時期に大切なのは、
「痛みを悪化させない範囲で、少しずつ動かす」
というバランスです。
慢性期に意識したいポイント
- 痛みが強く出ない範囲で腕を動かす
- 反動をつけて無理に上げない
- 肩だけでなく、背中や肩甲骨も一緒に動かす意識を持つ
「痛い=完全に動かさない」でも、「痛くても無理に動かす」でもなく、体の反応を見ながら、少しずつ動かしていくことが大切です。
家事・仕事で気をつけたい動作
五十肩の方に多いのが、日常動作の中で無意識に肩に負担をかけてしまっているケースです。
家事での注意点
- 洗濯物を干すときに無理に腕を上げない
- 高い棚の物を取るときは踏み台を使う
- 重い鍋やフライパンを片手で持たない
仕事での注意点
- 長時間同じ姿勢を続けない
- キーボードやマウスの位置を見直す
- 肩に力が入っていないか時々チェックする
こうした日常の小さな配慮が、肩への負担を大きく減らします。
「かばいすぎ」にも注意が必要
痛みがあると、どうしても肩をかばいすぎてしまいがちです。しかし、かばいすぎることで、
- 首や背中が過剰に緊張する
- 反対側の肩に負担が集中する
- 体のバランスがさらに崩れる
といった新たな問題が生じることもあります。
「痛くない側にすべてを任せる」のではなく、体全体でバランスよく動く意識を持つことも大切です。
五十肩と上手につきあう意識
五十肩は、「短期間で一気に良くなる」症状ではありません。どうしても、ある程度の期間が必要になります。
そのため、
- 焦らない
- 比較しない
- 一進一退を想定しておく
といった心構えも、とても重要です。
「昨日より少し動きやすい」
「夜の痛みが少し楽だった」
こうした小さな変化を積み重ねていくことが、結果的に回復への近道になります。
日常生活は「施術の延長」
整体で体を整える時間は、1週間の中のほんの一部です。残りのほとんどの時間は、日常生活の中で体を使っています。
つまり、日常生活の過ごし方そのものが、
施術の効果を高める時間
でもあり、
回復を遅らせてしまう時間
にもなり得ます。
五十肩と向き合う期間は、これまでの体の使い方を見直す大切な期間でもあります。少しずつでも意識を変えていくことで、肩の回復だけでなく、体全体の調子が良くなっていくケースも少なくありません。
⑥ 五十肩と似た症状との違い・注意すべきケース
「それ、本当に五十肩ですか?」
肩が上がらない、動かすと痛い、夜にズキズキする。
こうした症状があると、まとめて「五十肩」と言われることが多いですが、実際には五十肩以外の原因が隠れているケースもあります。
整体の現場でも、
- 五十肩だと思っていたが、別の問題だった
- 五十肩と併発して別のトラブルがあった
といったケースに出会うことがあります。
ここでは、五十肩と症状が似ている代表的な状態と、注意すべきポイントについて解説します。
腱板損傷(けんばんそんしょう)
五十肩とよく混同されるのが、腱板損傷です。
腱板とは、肩関節を安定させるための筋肉の集まりで、腕を上げる・支えるといった動作に深く関わっています。
腱板損傷の特徴
- 腕を上げるときに力が入らない
- 一定の角度で強い痛みが出る
- 夜間痛がある
- 何かをきっかけに急に痛くなった
五十肩と違い、腱板損傷では筋力低下がはっきり出るケースが多く見られます。
「腕が上がらない」というより、「上げようとしても力が入らない」「ストンと落ちる」といった感覚がある場合は、五十肩以外の可能性も考える必要があります。
石灰沈着性腱板炎(せっかいちんちゃくせい)
突然、強烈な肩の痛みが出た場合に考えられるのが、石灰沈着性腱板炎です。
特徴
- 突然、激しい痛みが出る
- 肩を少し動かすだけでも強烈に痛い
- 夜間に痛みで眠れない
- 発熱を伴うこともある
五十肩よりも急激で強い痛みが出ることが多く、「今まで何ともなかったのに、急に激痛が出た」というケースでは、この可能性も考えられます。
頸椎(首)由来の肩・腕の痛み
肩の痛みだと思っていても、実は原因が**首(頸椎)**にあるケースもあります。
首由来の特徴
- 首を動かすと肩や腕に痛みが出る
- 肩だけでなく、腕や手までしびれが出る
- 肩の可動域自体はそれほど悪くない
- 首の動きで症状が変わる
この場合、肩をいくらケアしても、首の問題が残っていると症状が改善しにくくなります。
インピンジメント症候群
腕を上げる途中で「引っかかる」「ズキッと痛む」といった症状が強い場合、インピンジメント症候群が関係していることもあります。
特徴
- 腕を横から上げる途中で強い痛み
- 一定の角度で痛みが出る
- 下ろすと楽になる
- 繰り返し動作で悪化しやすい
五十肩と違い、動きの制限というより、「特定の角度での痛み」が目立つのが特徴です。
注意すべきサイン
次のような症状がある場合は、単なる五十肩と決めつけず、注意が必要です。
- 強い外傷(転倒・打撲)の後から痛い
- 腕に明らかな力の入りにくさがある
- 手や指までしびれが出る
- 発熱や腫れが強い
- 安静にしていても激痛が続く
こうした場合は、医療機関での検査を優先したほうが良いケースもあります。
五十肩と他の症状は「重なっている」ことも多い
整体の現場では、
- 五十肩 + 首の問題
- 五十肩 + 肩甲骨の動きの低下
- 五十肩 + 腱板の負担
といったように、複数の要因が重なっているケースもよく見られます。
そのため、「五十肩だからこれだけやればいい」と単純に考えるよりも、肩・首・背中・姿勢など、体全体を見ながら状態を判断していくことが重要になります。
正確な見極めが回復への近道
五十肩と似た症状は多く、自己判断だけでは区別が難しいことも少なくありません。
だからこそ、
- 今の症状がどこから来ているのか
- 何が主な原因になっているのか
を正しく見極めることが、回復への近道になります。
⑦ 宇都宮で五十肩に悩む方へ|整体で目指すゴールとまとめ
五十肩のゴールは「痛みが減る」だけではない
五十肩でつらい思いをしていると、どうしても
「とにかく痛みを何とかしたい」
という気持ちが強くなります。
もちろん、痛みが軽くなることはとても大切です。しかし、整体的な視点で見る五十肩のゴールは、痛みが減ることだけではありません。
本当のゴールは、
- 腕がスムーズに上がる
- 日常動作に不安がない
- 夜、痛みで目が覚めない
- 肩を気にせず生活できる
こうした「当たり前の生活を、当たり前に送れる状態」を取り戻すことです。
五十肩は「終わった後」に差が出る
整体の現場でよくあるのが、
- 痛みは取れたが、動きが戻りきらない
- 肩の違和感が残ったまま
- 反対側の肩も不安になってきた
といったケースです。
これは、五十肩の「痛み」だけに注目し、体全体のバランスや使い方まで見直していない場合に起こりやすい傾向です。
五十肩は、「終わった後」の体の状態によって、
- 再発しにくい体
- 別の不調が出にくい体
へとつなげることもできますし、逆に、
「また同じようなトラブルを繰り返す体」
につながってしまうこともあります。
整体で目指すのは「肩が頑張らなくていい体」
整体で五十肩に向き合う際に大切にしているのは、
肩が無理をしなくても済む体の状態をつくることです。
具体的には、
- 姿勢のバランスを整える
- 肩甲骨が自然に動く状態をつくる
- 背骨・胸郭の動きを取り戻す
- 肩に負担が集中しない体の使い方
こうした要素を整えることで、肩関節だけに負担がかかる状態から、体全体で肩を支えられる状態へと変えていきます。
宇都宮で多い「我慢型」の五十肩
宇都宮で五十肩の相談を受けていて感じるのが、
「我慢してしまう方がとても多い」
ということです。
- 忙しくて後回し
- そのうち良くなると思っていた
- 年齢のせいだから仕方ない
こうした理由で、数か月、時には1年以上我慢してから来院される方も少なくありません。
しかし、五十肩は、早い段階で体の状態を見直すことで、その後の経過に差が出るケースも多くあります。
五十肩は「体を見直すきっかけ」
五十肩はつらい症状ですが、見方を変えると、
これまでの体の使い方・姿勢・生活習慣を見直すきっかけ
とも言えます。
五十肩をきっかけに、
- 姿勢を意識するようになった
- 肩甲骨を動かす習慣がついた
- 体のケアを定期的にするようになった
こうした変化が、その後の健康状態を大きく左右するケースも少なくありません。
整体での関わりは「伴走型」
五十肩は、数回で完全に終わるケースもあれば、ある程度の期間をかけて回復していくケースもあります。
整体では、
- 今の状態を説明する
- 体の変化を一緒に確認する
- 無理のないペースで進める
といった形で、**回復までを一緒に歩む「伴走型」**の関わりを大切にしています。
「今どの段階にいるのか」
「次に何を目指すのか」
を共有しながら進めることで、不安を減らし、安心して体を任せていただけるような関係づくりを重視しています。
まとめ|肩が上がらない状態を「当たり前」にしないでください
宇都宮で、
- 肩が上がらない
- 五十肩と言われた
- もう治らないのではと不安
こうしたお悩みを抱えている方は、決して少なくありません。
しかし、五十肩は、
- 体の使い方
- 姿勢
- 肩甲骨・背骨の動き
- 日常生活のクセ
こうした要素を見直すことで、回復や動きの戻り方に差が出る可能性がある症状です。
「年齢だから仕方ない」と諦めてしまう前に、
なぜ肩に負担が集中しているのか
という視点から、体を見直してみてください。
肩が上がらない状態が当たり前になる前に、
肩が自然に動く体へ。
それが、五十肩と向き合う本当のスタートです。
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以下は、機能別に詳しく解説しています👇
→ 肩こり・首こりの方はこちら
→ 腰痛・坐骨神経痛の方はこちら
→ 猫背・巻き肩でお悩みの方はこちら
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